“ごけんさつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
御賢察100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御賢察ごけんさつのごとく、その宿営の儀を、いたくお案じで、夜ともいわず敵との切レを取って、わが本陣へ来るべし——との御意で」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もて身の營業なりはひとなすものがいかで左樣な惡き事に荷擔かたん致してすむ可きかは此御賢察ごけんさつこひねがふと口には立派りつぱに言物からこゝろの中には密計みつけいの早くもあらはれ夫ゆゑに弟は最期さいご
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
か包申べき御賢察ごけんさつの通り茂兵衞もへゑせがれなれども十五さいとき仔細しさいありて出家つかまつり諸國修行しよこくしゆぎやうの身に御座ござ其後そののちおとゝ出生しゆつしやうことほのかうけたまはりしまゝ此程國許へまゐたづね候所おとゝきち三郎金屋利兵衞方にわけりて國許を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
御賢察ごけんさつにたがいませぬ」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
相勤あひつとめ呉れる樣内談ないだん仕つりしを何方にてかうけたまはり猶々ねた彌増いやまし猿島川さるしまがはに待伏居り兩人を殺し私しに氣をおとさせ向後かうご村中より相頼み候共村長役勤めかねる樣仕つりしに相違さうゐこれなく此段何卒御賢察ごけんさつ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)