“こしよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
扈從20.0%
古稱20.0%
湖沼20.0%
虎嘯20.0%
誇稱20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
只〻彼が父なる與三左衞門景安は平治の激亂の時、二條堀河の邊りにて、我に代りて惡源太が爲に討たれし者ゆゑ、其の遺功を思うて我名の一字を與へ、少將が扈從こしようとなせしのみ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
『そは時頼のぶんに過ぎたる仰せにて候ぞや。現在足助あすけ二郎重景など屈竟くつきやうの人々、少將殿の扈從こしようには候はずや。若年じやくねん未熟みじゆくの時頼、人にまさりし何ののうありて斯かる大任を御受け申すべき』
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
ところで藝者げいしやは、娼妓をやまは?……をやま、尾山をやままをすは、金澤かなざは古稱こしようにして、在方ざいかた鄰國りんごく人達ひとたちいま城下じやうかづることを、尾山をやまにゆくとまをすことなり。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
またたに濕地しつちや、たき湖沼こしよう附近ふきんには、特殊とくしゆ草木そうもくがしげり、高原こうげんにはそこにのみそだ植物しよくぶつがはえてゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
子房未虎嘯(子房しぼういま虎嘯こしようせざりしとき)
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
自體じたい周三が、此のき始めた時の意氣込いきごみと謂ツたら、それはすばらしいいきほひで、何でもすツかり在來ざいらいの藝術を放擲うつちやツて、あたらしい藝術に入るのだと誇稱こしようして
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)