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けしぐち
ふりがな文庫
“けしぐち”の漢字の書き方と例文
語句
割合
消口
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
消口
(逆引き)
女中
(
ぢよちう
)
も
一荷
(
ひとに
)
背負
(
しよ
)
つてくれようとする
處
(
ところ
)
を、
其處
(
そこ
)
が
急所
(
きふしよ
)
だと
消口
(
けしぐち
)
を
取
(
と
)
つた
處
(
ところ
)
から、
再
(
ふたゝ
)
び
猛然
(
まうぜん
)
として
煤
(
すゝ
)
のやうな
煙
(
けむり
)
が
黒焦
(
くろこ
)
げに
舞上
(
まひあが
)
つた。
渦
(
うづ
)
も
大
(
おほき
)
い。
幅
(
はゞ
)
も
廣
(
ひろ
)
い。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
昨日あれほど
賑
(
にぎお
)
うた見世物小屋のあたりは、すっかり焼けてしまって、祭礼も臨時休業のような姿で、焼跡のまわりには、
消口
(
けしぐち
)
を取った仕事師の連中が立ち働いている有様を見て
大菩薩峠:09 女子と小人の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
二日
(
ふつか
)
——
此
(
こ
)
の
日
(
ひ
)
正午
(
しやうご
)
のころ、
麹町
(
かうぢまち
)
の
火
(
ひ
)
は
一度
(
いちど
)
消
(
き
)
えた。
立派
(
りつぱ
)
に
消口
(
けしぐち
)
を
取
(
と
)
つたのを
見屆
(
みとゞ
)
けた
人
(
ひと
)
があつて、もう
大丈夫
(
だいぢやうぶ
)
と
言
(
い
)
ふ
端
(
はし
)
に、
待構
(
まちかま
)
へたのが
皆
(
みな
)
歸支度
(
かへりじたく
)
をする。
家内
(
かない
)
も
風呂敷包
(
ふろしきづつみ
)
を
提
(
さ
)
げて
駈
(
か
)
け
戻
(
もど
)
つた。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
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