“ぎやうさん”の漢字の書き方と例文
語句割合
仰山100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
烏が仰山ぎやうさん来た。寺の屋根へとまつたは。はれ屋根が青うく光つてきた。海のやうに光つて来たわ。
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
とりたてゝなに自分じぶんばかり美事みごとたからつてるやうにほこがほまをすことの可笑をかしいをおわらひにりましやう、だからわたしくちして其樣そん仰山ぎやうさんらしいことひませぬけれど
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
かはづこゑがます/\たかくなる、これはまた仰山ぎやうさんな、何百なんびやくうして幾千いくせんいてるので、幾千いくせんかはづひとひとがあつて、くちがあつて、あしがあつて、身躰からだがあつて、みづなか
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)