“かりはら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
刈払33.3%
刈拂33.3%
芟払33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それをば刈払かりはらひ、遁出のがれいでむとするにそのすべなく、すること、なすこと、人見て必ず、まゆひそめ、あざけり、笑ひ、いやしめ、ののしり、はたかなしうれひなどするにぞ、気あがり、こころげきし、ただじれにじれて
竜潭譚 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
大抵たいてい赤痢せきりかゝつてやうや身體からだちからがついたばかりの人々ひと/″\例年れいねんごと草刈鎌くさかりがまつて六夕刻ゆふこく墓薙はかなぎというてた。はかほとりはえるにまかせたくさ刈拂かりはらはれてるから清潔せいけつつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
碓氷うすいその他の坂本の宿、越後えちご葡萄ぶどう峠の如きは麓の村も衰えたが、その後に起った山道の衰微の方がなお烈しい。一夏草を芟払かりはらわずにおけば大道も小径になる。
峠に関する二、三の考察 (新字新仮名) / 柳田国男(著)