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かます
ふりがな文庫
“かます”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
叺
84.5%
梭魚
8.5%
魳
2.8%
褁
1.4%
叭
1.4%
魣
1.4%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
叺
(逆引き)
蝋塗りに
螺鈿
(
らでん
)
を散らした、見事な
鞘
(
さや
)
がそこに落散つて、外に男持の
煙草入
(
たばこいれ
)
が一つ、
金唐革
(
きんからかは
)
の
叺
(
かます
)
に、その頃壓倒的に流行つた
一閑張
(
いつかんばり
)
の筒。
銭形平次捕物控:116 女の足跡
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
かます(叺)の例文をもっと
(50作品+)
見る
梭魚
(逆引き)
貝床の谷へ
梭魚
(
かます
)
が坐りこむと、どんな貝床でも捨てるよりしょうがない。この辺の梭魚は七尺もある大梭魚で、
鑿
(
のみ
)
棒みたいな長い嘴をしごいて矢のように飛びついてくる。
三界万霊塔
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
かます(梭魚)の例文をもっと
(6作品)
見る
魳
(逆引き)
そのうちの二人は熊本の高等学校の教師で、その二人のうちの一人は運悪くせむしであった。女では宣教師を一人知っている。ずいぶんとんがった顔で、
鱚
(
きす
)
または
魳
(
かます
)
に類していた。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
かます(魳)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
褁
(逆引き)
目かれせねばしばしやすらひたるに、
農夫
(
のうふ
)
二人きたりおの/\
褁
(
かます
)
を
脊負
(
せおひ
)
てかの橋をわたらんとす。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
○秋山の人はすべて冬も
着
(
きの
)
るまゝにて
臥
(
ふ
)
す、
嘗
(
かつ
)
て
夜具
(
やぐ
)
といふものなし。冬は
終夜
(
よもすがら
)
炉中
(
ろちゆう
)
に大火をたき、その
傍
(
かたはら
)
に
眠
(
ねふ
)
る。甚寒にいたれば他所より
稿
(
わら
)
をもとめて作りおきたる
褁
(
かます
)
に入りて眠る。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
かます(褁)の例文をもっと
(1作品)
見る
叭
(逆引き)
「切れそうも無い
莱切
(
なきり
)
包丁が一丁あるだけ、そう/\見事な懐中煙草入がありましたよ。
叭
(
かます
)
の中には、
国分
(
こくぶ
)
の上等が少々、多分山之助のものでしょうが、少し
贅沢
(
ぜいたく
)
ですね」
銭形平次捕物控:239 群盗
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
かます(叭)の例文をもっと
(1作品)
見る
魣
(逆引き)
蹲踞
(
しゃが
)
んで
水
(
み
)
の
面
(
も
)
をみていると、飛んでゆく鳥の影が、まるで
魣
(
かます
)
かなんかが泳いでいるように見える。水色をした小さい
蟹
(
かに
)
が、
石崖
(
いしがけ
)
の間を、
螯
(
はさみ
)
をふりながら登って来ている。
田舎がえり
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
かます(魣)の例文をもっと
(1作品)
見る
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