“国分”の読み方と例文
読み方割合
こくぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その折国分こくぶさんが吃驚びっくりした顔付は未だに忘れられないと言って、母親が一つ話にしている。この国分さんはもううに亡くなってしまったが
勝ち運負け運 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
それがたまって三十本にもなってるのを、残らずヘルンは座右におき、仕事のうちにも手当り次第につかみ出しては、国分こくぶの刻煙草をつめて吸ってた。
大阪の鉄屋国分こくぶ商店に勤めている村上房次郎夫妻、———この房次郎が先方の瀬越なる人の旧友であるところから今度の話が持ち上った訳なので
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)