“国分尼寺”の読み方と例文
読み方割合
こくぶんにじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
法華寺、詳しくは法華滅罪之寺は大倭やまと国分尼寺こくぶんにじで、光明皇后の熱信から生まれたものらしい。天平十三年にしょうが出ているから当時すぐ造営がはじまったとしても皇后はもう四十を超えていられた。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
法華寺を総国分尼寺こくぶんにじとして、全国各地方に分寺を建立せしめられたのも、また東大寺というよりは我が国分寺すべての本尊として大仏鋳造の念願を発せられたのも、すべて以上に述べた事情に基く。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)