“かいみやう”の漢字の書き方と例文
語句割合
戒名100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
位牌ゐはいぬし戒名かいみやうつてゐた。けれども俗名ぞくみやう兩親ふたおやといへどもらなかつた。宗助そうすけ最初さいしよそれをちや箪笥たんすうへせて、役所やくしよからかへるとえず線香せんかういた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
建呉よ又おとゝ九郎兵衞は當時駿河國するがのくに御殿場に居る由今は心も直りしならんと思へば其方の爲には現在げんざい伯父をぢなる故一度は公父てゝご戒名かいみやうを屆け呉よと涙とともに九助が手を取り顏を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
どういふわけ梅廼屋うめのや塔婆たふばげたか、不審ふしんに思ひながら、矢立やたて紙入かみいれ鼻紙はながみ取出とりだして、戒名かいみやう俗名ぞくみやうみなうつしましたが、年号月日ねんがうぐわつぴ判然はつきりわかりませぬから、てら玄関げんくわんかゝつて
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)