“かいみょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
戒名100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寺の名と同じ戒名かいみょうを刻んだ先祖の墓の前を通り過ぎて、墓地の出はずれまで行った。その眺望の好い、静かな一区域は、父母の眠っている場所だ。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ありゃいけないね、あんまりゴテゴテの戒名かいみょうなんぞつけたのは。子孫へ不孝っていうもんだ——なにってやがる、さんざこうこのように食っといて——
戒名かいみょうは何とか言ったな?……白雲院道屋外空居士か……なるほどね、やっぱしおやじらしい戒名をつけてくれたね」
父の葬式 (新字新仮名) / 葛西善蔵(著)