“おほふぢむら”の漢字の書き方と例文
語句割合
大藤村100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
養家やうか大藤村おほふぢむら中萩原なかはぎはらとて、わたすかぎりは天目山てんもくざん大菩薩峠だいぼさつたうげ山〻やま/\峰〻みね/\かきをつくりて、西南せいなんにそびゆる白妙しろたへ富士ふじは、をしみておもかげをめさねども
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
すてふでながくいてともなかりしか可笑をかし、桂次けいじ東京とうきやうてさへるいはうではいに、大藤村おほふぢむらひかきみ歸郷きゝようといふことにならば、機塲はたばをんな白粉おしろいのぬりかたおもはれると此處こゝにての取沙汰とりさた
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
大藤村おほふぢむらにおさくゆめものどかなるべし、四月の十五日歸國きこくまりて土産物みやげものなど折柄をりから日清につしん戰爭畫せんさうぐわ大勝利だいしようりふくろもの、ぱちん羽織はをりひも白粉をしろいかんざし櫻香さくらかあぶら縁類ゑんるいひろければとり/″\に香水かうすい
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)