“うすがみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
薄紙100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
するとまもなく天子てんしさまの御病気ごびょうき薄紙うすがみをへぐように、きれいになおってしまいました。
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
くもはなれると、つきかげが、むかうの窓際まどぎはすゝけた戸袋とぶくろ一間ひとま美人びじんそで其處そこ縫留ぬひとめた蜘蛛くもに、つゆつらぬいたがゆるまで、さつ薄紙うすがみもやとほして、あきらかにらしす、とに、くもつて
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ほのぼのとあたりが薄紙うすがみぐようにすこしずつ見えて来た。
地中魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ばん翌朝あくるあさと、段々だん/\薄紙うすがみぐやうでせう。
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)