“いしゆ”の漢字の書き方と例文
語句割合
意趣100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
格別に受居しこと成れば勿々なか/\以て意趣いしゆ意恨いこんなど有べき樣御座なく候により私しに於て更々さら/\うらみとは存じ申さず候ついては格別の御慈悲じひ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
手前てめえは言ひ寄つて彈かれた意趣いしゆ返しに、お隣のお京さんを殺しやがつたらう、太い野郎だ」
意趣いしゆがあらばわたしをおち、相手あいてにはわたしがなる、伯母おばさんめずにくだされともだへしてのゝしれば、なに女郎じよらう頬桁ほうげたたゝく、あねあとつぎの乞食こじきめ、手前てめへ相手あいてにはこれが相應さうおうだと多人數おほくのうしろより長吉ちようきち
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
村長に致したる處御意をふるふ故村中の者先代憑司が時の取計とりはからひをしたひ汝が村役を上させ先代憑司に仰付られる樣に願ひたるを第一の意趣いしゆぞんじ其上先妻梅事貞實成しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
殺したるおぼえなく且何の意趣いしゆふくむ事も御座なくことに五六年の間江戸へ出奉公仕つり金子百五十兩をたくは國元くにもとへ歸りし處私し江戸へ出しあとにて妻梅と憑司悴昌次郎と密通みつつう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)