“意趣(いしゆ)” の例文
格別に受居しこと成れば勿々(なか/\)以て意趣(いしゆ)意恨(いこん)など有べき樣御座なく候により私しに於て更々(さら/\)恨(うら)みとは存じ申さず候就(つい)ては格別の御慈悲(じひ)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「手前(てめえ)は言ひ寄つて彈かれた意趣(いしゆ)返しに、お隣のお京さんを殺しやがつたらう、太い野郎だ」
意趣(いしゆ)があらば私(わたし)をお撃(ぶ)ち、相手(あいて)には私(わたし)がなる、伯母(おば)さん止(と)めずに下(くだ)されと身(み)もだへして罵(のゝし)れば、何(なに)を女郎(じよらう)め頬桁(ほうげた)たゝく、姉(あね)の跡(あと)つぎの乞食(こじき)め、手前(てめへ)の相手(あいて)にはこれが相應(さうおう)だと多人數(おほく)のうしろより長吉(ちようきち)
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
村長に致したる處御意を振(ふる)ふ故村中の者先代憑司が時の取計(とりはか)らひを慕(した)ひ汝が村役を上させ先代憑司に仰付られる樣に願ひたるを第一の意趣(いしゆ)に存(ぞん)じ其上先妻梅事貞實成しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
殺したる覺(おぼ)えなく且何の意趣(いしゆ)を含(ふく)む事も御座なく殊(こと)に五六年の間江戸へ出奉公仕つり金子百五十兩を貯(たくは)へ國元(くにもと)へ歸りし處私し江戸へ出し跡(あと)にて妻梅と憑司悴昌次郎と密通(みつつう)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)