『時代色（じだいしょく）：――歪んだポーズ（――ゆがんだポーズ）』

センチメンタルな気風はセンチと呼んで唾棄軽蔑されるようになったが、世上一般にロマンチックな気持ちには随分憧れを持ち、この傾向は追々強くなりそうである。 飛躍する気持になり度い。何物かに酔うて恍惚とした情熱にわれを忘れたい。大体こういう気風で …

著者	岡本かの子
ジャンル	文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約2分（500文字/分）
朗読目安時間	約3分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

強（しい） 却（かえっ） 蒼空（そうくう） 彩色（いろど） 度（た） 両頭（りょうとう） 出来（でき） 堪（た） 就（つい） 然（しか） 青眼（せいがん） 直（す） 矛盾（むじゅん） 而（しか） 良人（おっと） 見惚（みと） 言切（いいき） 訊（き） 軽蔑（けいべつ） 追々（おいおい） 這入（はい） 逞（たくま） 酔（よ） 醜（みにく） 随分（ずいぶん） 世上（せじょう） 小唄（こうた） 以（もっ） 口誦（くちずさ） 可笑（おか） 同棲（どうせい） 唾棄（だき） 噛（か） 大体（だいたい） 如何（いか） 濁（にご） 尠（すくな） 恍惚（こうこつ） 憧（あこが） 欲（ほ） 此（この） 歪（ゆが） 滑（すべ）