默然もくぜん)” の例文
新字:黙然
聞てしやう兵衞は默然もくぜんとして居たりしが又大岡殿仰らるゝ樣其方なんなんいく日何故古郷を立て江戸えどへ來りしぞしやう兵衞ヘイ二三年あと身代しんだい零落れいらくに付き稼ぎの爲めまかり出しと云ふを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ぶんいはく、『しゆわかうしてくにうたがひ、大臣だいじんいまかず、百せいしんぜず、ときあたつてこれぞくせんこれわれぞくせん』と。默然もくぜんたることややひさしうしていはく、『これぞくせん』
默然もくぜんたりや、おもかげの
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)