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鮑
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あはび
ふりがな文庫
“
鮑
(
あはび
)” の例文
二つの
鮹
(
たこ
)
が帆となり船となつて海上を走つて行く話や、
鮑
(
あはび
)
取りの
漁女
(
あま
)
が盥に乳含児をのせて置いて、水底から潜り出て来ては、太い息を吹きながら
伊良湖の旅
(新字旧仮名)
/
吉江喬松
(著)
「立派な
大店
(
おほだな
)
の内儀さんですよ。押しも押されもしませんや。三人の繼娘さへなきや、あんな仕合せな人は江戸中にもないでせう。讃州志度で
鮑
(
あはび
)
を捕つてゐた人ですもの」
銭形平次捕物控:232 青葉の寮
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
何
(
なん
)
ぞや
跡
(
あと
)
もかたも
無
(
な
)
き
戀
(
こひ
)
に
磯
(
いそ
)
の
鮑
(
あはび
)
の只
一人
(
ひとり
)
もの
思
(
おも
)
ふとは、
心
(
こゝろ
)
の
問
(
と
)
はんもうら
恥
(
はづ
)
かし、
人知
(
ひとし
)
らぬ
心
(
こゝろ
)
の
惱
(
なや
)
みに、
昨日
(
きのふ
)
一昨日
(
をとゝひ
)
は
雪三
(
せつざう
)
が
訪問
(
おとづれ
)
さへ
嫌忌
(
うるさ
)
くて、
詞
(
ことば
)
多
(
おほ
)
くも
交
(
か
)
はさゞりしを
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
生きの身の吾が身いとしみしくしくと腐れ
鮑
(
あはび
)
を日に干しにけり
雲母集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
「
鮑
(
あはび
)
さだをか
石陰子
(
かせ
)
よけん、………」
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
▼ もっと見る
赤硝子窻腐れ
鮑
(
あはび
)
を日に干すとしよんぼり母の
外
(
と
)
に立たす見ゆ
雲母集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
鮑
(
あはび
)
取ろとて海のそこ
畑の祭
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“鮑”の意味
《名詞》
(あわび)貝の一種、詳細は「あわび」参照。
(出典:Wiktionary)
“鮑(アワビ)”の解説
アワビ(鮑、鰒、蚫、en: abalone æbəˈləʊni)は、ミミガイ科の大型の巻貝の総称。雌雄の判別は外見からではほぼ不可能で、肝ではなく生殖腺の色で見分ける。生殖腺が緑のものがメス で、白っぽいものがオスである。
(出典:Wikipedia)
鮑
漢検1級
部首:⿂
16画
“鮑”を含む語句
鮑貝
鮑叔
管鮑
鮑捕
鮑氏
蒸鮑
打鮑
鮑信
鮑照
鮑魚神
鮑聶
鮑珠
鮑玉
鮑泉
鮑龍
鮑殻
鮑廷博
鮑旭
鮑忠
川鮑魚湯
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