“あはび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
66.7%
22.2%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「立派な大店おほだなの内儀さんですよ。押しも押されもしませんや。三人の繼娘さへなきや、あんな仕合せな人は江戸中にもないでせう。讃州志度であはびを捕つてゐた人ですもの」
宿の内儀おかみさんは肥つた、丁寧な物の言ひやうをする人だつた。夕飯には吾儕の爲にあはびを用意して、それを酢にして、大きな皿へ入れて出した。
伊豆の旅 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
但したゞちに兩商え賜はらず、一旦烈侯(新太郎光政君)へ渡し給ふて之を拜領す(伯耆民談)。此年より兩商は將軍家の拜謁を辱ふして、時服を拜受し竹島の名産あはびを奉貢す。
他計甚麽(竹島)雑誌 (旧字旧仮名) / 松浦武四郎(著)