“あわび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
79.6%
11.1%
7.4%
鮑貝1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
海女あまあわびを取る時は、水の中に潜って、のみを使うと聞きました。水に潜ってあれだけ鑿を使えるのは、武芸の達人にも出来ませんよ」
なおまた海岸地方においては、塩三斗、あわび十八斤、かつお三十五斤、烏賊いか三十斤、紫のり四十八斤、あらめ二百六十斤等をもって調とすることができる。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
この時鍋被の女は重たそうな歩み付きできびすを返して、自分の家に入りかけた。門口の柱にはあわびの貝殻がかかっていて、それに「ささらさんばち宿やど」と書いてある。
(新字新仮名) / 小川未明(著)
私たちは巨きな鮑貝あわびの中に在るようにも感じられます。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)