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驟雨
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ゆふだち
ふりがな文庫
“
驟雨
(
ゆふだち
)” の例文
土間
(
どま
)
はしめつて、
鍛冶屋
(
かぢや
)
が
驟雨
(
ゆふだち
)
、
豆府屋
(
とうふや
)
が
煤拂
(
すゝはき
)
をするやうな、
忙
(
せは
)
しく
暗
(
くら
)
く、
佗
(
わび
)
しいのも
少
(
すくな
)
くない。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
或日
驟雨
(
ゆふだち
)
が晴れそこなつたまゝ、夜になつても降りつゞくやうな事でもあると、今まで逞しく立ちそびえてゐた
向日葵
(
ひまわり
)
の下葉が、忽ち黄ばみ、いかにも重さうな其花が俯向いてしまつたまゝ
虫の声
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
藻抜
(
もぬ
)
けのやうに
立
(
た
)
つて
居
(
ゐ
)
た、
私
(
わし
)
が
魂
(
たましひ
)
は
身
(
み
)
に
戻
(
もど
)
つた、
其方
(
そなた
)
を
拝
(
をが
)
むと
斉
(
ひと
)
しく、
杖
(
つえ
)
をかい
込
(
こ
)
み、
小笠
(
をがさ
)
を
傾
(
かたむ
)
け、
踵
(
くびす
)
を
返
(
かへ
)
すと
慌
(
あはたゞ
)
しく、一
散
(
さん
)
に
駆
(
か
)
け
下
(
お
)
りたが、
里
(
さと
)
に
着
(
つ
)
いた
時分
(
じぶん
)
は
山
(
やま
)
は
驟雨
(
ゆふだち
)
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“驟雨”の意味
《名詞》
驟 雨(しゅうう)
急に降り出し、すぐに止む雨。
(出典:Wiktionary)
“驟雨”の解説
驟雨(しゅう雨、しゅうう, en: rain showers)は、対流性の雲から降る雨のこと。降水強度が急に変化し、降り始めや降り止みが突然で、空間的な雨の分布を見ても変化が大きく散発的であるのが特徴。特に、短時間で止むような一過性の驟雨をにわか雨(俄雨、にわかあめ)という。
(出典:Wikipedia)
驟
漢検1級
部首:⾺
24画
雨
常用漢字
小1
部首:⾬
8画
“驟雨”で始まる語句
驟雨浴
驟雨後
驟雨性
驟雨沛然