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風采
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ふう
ふりがな文庫
“
風采
(
ふう
)” の例文
帽子
(
あたま
)
も靴も
艶々
(
てらてら
)
と光る、三十ばかりの、しかるべき会社か銀行で当時若手の
利
(
き
)
けものといった
風采
(
ふう
)
。
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
で、見た処は
芸妓
(
げいしゃ
)
の
内証歩行
(
ないしょあるき
)
という風だから、まして女優の、忍びの出、と言っても
可
(
い
)
い
風采
(
ふう
)
。
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
で、見た
処
(
ところ
)
は
芸妓
(
げいしゃ
)
の
内証歩行
(
ないしょあるき
)
と云ふ風だから、まして女優の、忍びの出、と言つても
可
(
い
)
い
風采
(
ふう
)
。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
山家
(
やまが
)
の
者
(
もの
)
には
肖合
(
にあ
)
はぬ、
都
(
みやこ
)
にも
希
(
まれ
)
な
器量
(
きりやう
)
はいふに
及
(
およ
)
ばぬが
弱々
(
よわ/\
)
しさうな
風采
(
ふう
)
ぢや、
背
(
せなか
)
を
流
(
なが
)
す
内
(
うち
)
にもはツ/\と
内証
(
ないしよう
)
で
呼吸
(
いき
)
がはづむから、
最
(
も
)
う
断
(
ことは
)
らう/\と
思
(
おも
)
ひながら、
例
(
れい
)
の
恍惚
(
うつとり
)
で
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
透間
(
すきま
)
のない
人立
(
ひとだち
)
したが、いずれも言合せたように、その後姿を見送っていたらしいから、一見
赤毛布
(
あかげっと
)
のその
風采
(
ふう
)
で、
慌
(
あわただ
)
しく(居る、)と云えば、
件
(
くだん
)
の
婦
(
おんな
)
に
吃驚
(
びっくり
)
した事は、
往来
(
ゆきき
)
の人の
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
山家
(
やまが
)
の者には
肖合
(
にあ
)
わぬ、都にも
希
(
まれ
)
な器量はいうに
及
(
およ
)
ばぬが弱々しそうな
風采
(
ふう
)
じゃ、背中を流す
中
(
うち
)
にもはッはッと
内証
(
ないしょ
)
で
呼吸
(
いき
)
がはずむから、もう断ろう断ろうと思いながら、例の
恍惚
(
うっとり
)
で
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「どんな
風采
(
ふう
)
をしている。」と声を
密
(
ひそ
)
めると。
第二菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“風采”の意味
《名詞》
風采(ふうさい)
姿。容姿。身なり。
(出典:Wiktionary)
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
采
常用漢字
中学
部首:⾤
8画
“風采”で始まる語句
風采骨柄