風船玉ふうせんだま)” の例文
そして、あか風船玉ふうせんだまが、ふわふわといくつもだいむすびつけられて、キャラメルや、あめのぼうなどが、そばにいてありました。
町はずれの空き地 (新字新仮名) / 小川未明(著)
けてた。きろ/\きろ/\と風船玉ふうせんだまこすあはせるやうかへるこゑ錯雜さくざつしてきこえてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
それは、またはなやかなアドバルーンのようにも、いとれた風船玉ふうせんだまのようにも、うすべにいろをして、うつくしかったのです。
道の上で見た話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あるとしはる長閑のどかのこと、はなしたにあめりが屋台やたいろしていました。屋台やたいむすんだ風船玉ふうせんだまそらただよい、また、てた小旗こばたかぜかれていました。
犬と人と花 (新字新仮名) / 小川未明(著)