“ふうせんだま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
風船球63.6%
風船玉36.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういって、おとうとのほうは、ポケットから、三日月形みかづきがたりたたんだ、紙製かみせい風船球ふうせんだまして、空気くうきをいれるべく、きました。
おさくの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのときのようすなどがにうつると、ごろから、一つの風船球ふうせんだまにも、まずしいひとたちのなみならぬ労力ろうりょくが、かかっているとおもった。
おさくの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それは、またはなやかなアドバルーンのようにも、いとれた風船玉ふうせんだまのようにも、うすべにいろをして、うつくしかったのです。
道の上で見た話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あるとしはる長閑のどかのこと、はなしたにあめりが屋台やたいろしていました。屋台やたいむすんだ風船玉ふうせんだまそらただよい、また、てた小旗こばたかぜかれていました。
犬と人と花 (新字新仮名) / 小川未明(著)