雲居くもゐ)” の例文
朝光あさかげ雲居くもゐ立ち立ち、夕光ゆふかげうしほ満ち満つ。げにここは耶馬台やまとの国、不知火しらぬひや筑紫潟、我がさとは善しや。
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
痛足河あなしがは河浪かはなみちぬ巻目まきむく由槻ゆつきたけ雲居くもゐてるらし 〔巻七・一〇八七〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
事無ことなさにイザルの森をさまよふか雲居くもゐそとに子等は待たぬか
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
青駒あをこま足掻あがきはや雲居くもゐにぞいもがあたりをぎてにける 〔巻二・一三六〕 柿本人麿
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
その雲居くもゐもひはるけし。
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
その雲居くもゐもひはるけし。
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)