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雄
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をす
ふりがな文庫
“
雄
(
をす
)” の例文
尤もあのお常がまた大變な女で、少し毛並の良い
雄
(
をす
)
を見ると、すぐ尻尾を振つて
絡
(
から
)
み付く癖があるんだつていひますが
銭形平次捕物控:152 棟梁の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「この
河鹿
(
かじか
)
は皆
雄
(
をす
)
に候。
雌
(
めす
)
はあとより届け候。
尤
(
もつと
)
も
雌雄
(
めすをす
)
とも一つ籠に入れぬやうに。雌は皆雄を食ひ殺し候。」
貝殻
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「うちの
女子衆
(
をなごしゆ
)
は蟹みたいなもんや。ひつくりかへして見ん事には、
雄
(
をす
)
やら雌やらわからへん。」
大阪の宿
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
私はふと傍の薔薇の葉の上にゐる褐色の
雌
(
めす
)
の鎌切りを見附けた。よく見ると、それは別の青い
雄
(
をす
)
の鎌切りの首を大きな鎌で押しつけて早や半分ほどそれを食つてゐる雌の鎌切りだつた。
妻
(旧字旧仮名)
/
横光利一
(著)
おぢさん「
泣
(
ない
)
てるんぢやない、うれしくて
歌
(
うた
)
つてるんです。ほらあの
雄
(
をす
)
の
鶴
(
つる
)
がカアつていうとすぐ
雌
(
めす
)
の
鶴
(
つる
)
がカアカアつていうだろう。そら、ね。カア、カアカア、カア、カアカアつてね」
コドモノスケッチ帖:動物園にて
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
▼ もっと見る
立雲
(
たちぐも
)
の
怪
(
け
)
しくかがやく日のさなか
蟷螂
(
かまきり
)
が番ひ
雌
(
めす
)
は
雄
(
をす
)
を
啖
(
く
)
ふ
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
その
雄
(
をす
)
を食べてしまふ。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
立雲
(
たちぐも
)
の
怪
(
け
)
しくかがやく日のさなか
蟷螂
(
かまきり
)
が番ひ
雌
(
めす
)
は
雄
(
をす
)
を
啖
(
く
)
ふ
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
太郎「おぢさん、この
狐
(
きつね
)
は
雄
(
をす
)
と
雌
(
めす
)
ですか」
コドモノスケッチ帖:動物園にて
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
“雄”の意味
《名詞》
(おす)性別において、卵や胎児を産む能力を有していないもの。
(ユウ)力が強く、技能に秀でている存在。専ら男性的な存在を指して用いられる。
(出典:Wiktionary)
“雄”の解説
雄(オス、牡、en: Male)は、動物の性別のうち、精巣を有し、精子をつくる側のこと。植物の場合は、雄花をつけるもの。対義語は。
(出典:Wikipedia)
雄
常用漢字
中学
部首:⾫
12画
“雄”を含む語句
雌雄
雄鶏
英雄
雄々
雄叫
雄黄
雄鳥
雄蕋
雄心
雄雞
手力雄命
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久米正雄
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雄姿
...