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陰謀
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いんぼう
ふりがな文庫
“
陰謀
(
いんぼう
)” の例文
味方を先づ殺してかゝる恐ろしい
陰謀
(
いんぼう
)
で惡賢こい忠五郎も其處までは氣が付かず、危ふく一命を棒に振るところだつたのです。
銭形平次捕物控:168 詭計の豆
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
われわれは恐ろしい
陰謀
(
いんぼう
)
をたくらみながらも、軽い
諧謔
(
かいぎゃく
)
をたのしみ
得
(
う
)
るほどに余裕があった。わしは忘れることができない。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
先生、X号の
陰謀
(
いんぼう
)
をごぞんじですか。地球上の人類を
絶滅
(
ぜつめつ
)
させて、自分らがそのかわりにとってかわろうという………
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
従兄弟の為めに多少尽すことが出来たと思って満足に感じたが、こんな
陰謀
(
いんぼう
)
に
加担
(
かたん
)
していると兎角後ろ暗い。
脱線息子
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「ウフフフ……とっさのあいだに、すっかりおれたちの
陰謀
(
いんぼう
)
を悟ってしまったね。偉いよ。だが、よく生きていられたねえ。芝浦でひどい目にあわなかったかい」
人間豹
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
しかし
根
(
ね
)
が
邪悪
(
じゃあく
)
な呂宋兵衛は、たちまちそれにつけあがって
陰謀
(
いんぼう
)
をたくらみ、
策
(
さく
)
をもって、小角を殺し、
配下
(
はいか
)
の
野武士
(
のぶし
)
を手なずけ、人穴の
殿堂
(
でんどう
)
を完全に乗っ取ってしまった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
王兄シャマシュ・シュム・ウキンの
謀叛
(
むほん
)
がバビロンの落城でようやく
鎮
(
しず
)
まったばかりのこととて、何かまた、
不逞
(
ふてい
)
の徒の
陰謀
(
いんぼう
)
ではないかと探ってみたが、それらしい様子もない。
文字禍
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
堀は訴状を
披見
(
ひけん
)
した。胸を
跳
(
をど
)
らせながら最初から読んで行くと、
果
(
はた
)
してきのふ
跡部
(
あとべ
)
に聞いた、あの事である。
陰謀
(
いんぼう
)
の
首領
(
しゆりやう
)
、その
与党
(
よたう
)
などの事は、前に聞いた所と格別の相違は無い。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
あくまで排斥しようとした源三郎に、
断
(
た
)
つに
断
(
た
)
てない愛を感じたのですもの。みずから
仕組
(
しく
)
んだ
陰謀
(
いんぼう
)
と、この、おのが恋心とのあいだにはさまれた彼女の胸は、どんなに苦しかったかしれない。
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
不成功におわらせようという
陰謀
(
いんぼう
)
があるにちがいありません。他の艇にも、こんなものがはいっているかもしれません。至急、僚艇へ警告してください
怪星ガン
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「玉村君のおとうさんは、宝石王でしょう。宝石を手に入れるための
陰謀
(
いんぼう
)
かもしれません。玉村君のおとうさんに、このことを知らせてあげなくてもいいでしょうか。」
超人ニコラ
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
本草家を三人誘拐して二人まで殺したのは、容易ならぬ
陰謀
(
いんぼう
)
とは思ひましたが、それが兵粮丸の祕密を解くからくりで、南部大膳大夫に疑ひが向いて行くとは思ひもよらなかつたのです。
銭形平次捕物控:025 兵粮丸秘聞
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
もしやこの家には、何かおそろしい
陰謀
(
いんぼう
)
がたくらまれているのではないでしょうか。
少年探偵団
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
尤
(
もつと
)
も、この
陰謀
(
いんぼう
)
を企らんだのは、右京が京之助を自分の本當の子でないと覺り、お江野を
疎
(
うと
)
んじ始めたから起つたことで、お江野の妹のお鳥は、もと見世物小屋などを渡り歩き、力業にすぐれた上
銭形平次捕物控:148 彦徳の面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
陰謀
(
いんぼう
)
二、〇〇〇年戦争
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“陰謀”の解説
陰謀(いんぼう、英:plotあるいはconspiracy)とは、人に知られないように練る計画のこと。
ほぼ同じ意味で「謀略」や「謀議」の語も用いられる。歴史的に古い陰謀事件は「~の変」と呼ばれていることもある。
(出典:Wikipedia)
陰
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
謀
常用漢字
中学
部首:⾔
16画
“陰謀”で始まる語句
陰謀者
陰謀家
陰謀屋
陰謀組
陰謀露顕