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せんせい
ふりがな文庫
“
陝西
(
せんせい
)” の例文
後又、北は
塞
(
さい
)
を出でゝ元の遺族を破り、南は
雲南
(
うんなん
)
を征して蛮を平らげ、
或
(
あるい
)
は
陝西
(
せんせい
)
に、或は
蜀
(
しょく
)
に、
旗幟
(
きし
)
の向う所、
毎
(
つね
)
に功を成す。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
と、
帷幕
(
いばく
)
へよびつけ、汝は一軍を引率して、
剣閣
(
けんかく
)
(
陝西
(
せんせい
)
・
甘粛
(
かんしゅく
)
の省界)の道なき山に道を作れと命じ、悲調な語気で
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
また『地理志』、
陝西
(
せんせい
)
慶陽府に狼乳溝あり、周の先祖
后稷
(
こうしょく
)
ここに棄てられたを、狼が乳育したという。
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
潼関から上流の三千余キロというものは、河南、山西、
陝西
(
せんせい
)
、
甘粛
(
かんしゅく
)
の黄土層を流れてくる。
我が人生観:05 (五)国宝焼亡結構論
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
陝西
(
せんせい
)
のある村に老女が住んでいた。そこへ
道士
(
どうし
)
のような人が来て、毎日かならず食を乞うと、老女もかならず
快
(
こころよ
)
くあたえていた。すると、ある日のこと、かの道士が突然にたずねた。
中国怪奇小説集:13 輟耕録(明)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
葭萌関
(
かぼうかん
)
は
四川
(
しせん
)
と
陝西
(
せんせい
)
の境にあって、ここは今、漢中の張魯軍と、蜀に代って蜀を守る玄徳の軍とが、
対峙
(
たいじ
)
していた。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
景隆は長身にして
眉目疎秀
(
びもくそしゅう
)
、
雍容都雅
(
ようようとが
)
、
顧盻偉然
(
こべんいぜん
)
、
卒爾
(
そつじ
)
に之を望めば大人物の如くなりしかば、
屡
(
しばしば
)
出
(
い
)
でゝ軍を
湖広
(
ここう
)
陝西
(
せんせい
)
河南
(
かなん
)
に練り、
左軍都督府事
(
さぐんととくふじ
)
となりたるほかには、
為
(
な
)
すところも無く
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
〈
陝西
(
せんせい
)
竜泉、相伝う毎春夜牝馬を放ち、この泉水を飲ましめ自ずから能く
懐孕
(
かいよう
)
す、駒生まれて毛なく、起つ能わず、氈を以てこれを
裹
(
つつ
)
めば数日内に毛生ず、三歳に至らざるに、
大宛馬
(
だいえんば
)
とほぼ同じ〉。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
葭萌関は
四川
(
しせん
)
と
陝西
(
せんせい
)
の省境にあたる
嶮要
(
けんよう
)
で、もしこれへ玄徳の援軍が入ったら、いよいよ破ることは難しいと察していたので、漢中軍をひきいた馬超は
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
陝西
(
せんせい
)
の北部といえば、まだ未開の
苗族
(
びょうぞく
)
さえ住んでいる。人文に遠い
僻地
(
へきち
)
であることはいうまでもない。
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
西涼州
(
せいりょうしゅう
)
(
甘粛省
(
かんしゅくしょう
)
・
陝西
(
せんせい
)
奥地一帯)の太守
馬騰
(
ばとう
)
をお召しになり、彼の擁している
匈奴
(
きょうど
)
の猛兵や、今日まで無傷に持たれている軍需資源をもって、玄徳を討たせるのです。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そこへ、
陝西
(
せんせい
)
地方から
張済
(
ちょうさい
)
と称する者が、大軍を率いて仲裁に馳け上り、和睦を押しつけた。
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ご覧なさい、第六軍の将たる
韓暹
(
かんせん
)
は、以前、
陝西
(
せんせい
)
の
山寨
(
さんさい
)
にいた
追剥
(
おいはぎ
)
の頭目ではありませんか。
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
よろしく集結を固め、その上に、
陝西
(
せんせい
)
の地方民をも
糾合
(
きゅうごう
)
しして、長安へ殺到すべしである。——うまくゆけば、董卓の仇を報じて、朝廷をわれらの手に奉じ、失敗したらその時逃げても遅くない
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
やがて長安(
陝西
(
せんせい
)
省・西安)の都へその報は旋風のように聞えてきた。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
武功は今の
陝西
(
せんせい
)
省武功に属する地方である。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
延安
(
えんあん
)
ノ府(
陝西
(
せんせい
)
省)へまいりましょう」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“陝西(
陝西省
)”の解説
陝西省(せんせいしょう、中国語:陕西省、拼音:Shǎnxī Shěng(シャンシー ション)、英語:Shaanxi(山西省と区別するため))は、中華人民共和国の省の一つ。略称は秦、または三秦。古代中国の長安一帯を含む地域。
(出典:Wikipedia)
陝
漢検1級
部首:⾩
10画
西
常用漢字
小2
部首:⾑
6画
“陝西”で始まる語句
陝西省