“剣閣”の読み方と例文
読み方割合
けんかく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、帷幕いばくへよびつけ、汝は一軍を引率して、剣閣けんかく陝西せんせい甘粛かんしゅくの省界)の道なき山に道を作れと命じ、悲調な語気で
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
路に錦江きんこうの嶮をひかえ、地勢は剣閣けんかく万峰ばんぽうに囲まれ、周囲二百八程、縦横三万余里、鶏鳴けいめい狗吠くはい白日も聞え、市井点綴しせいてんてつ、土はよく肥え、地は茂り、水旱すいかんの心配は少なく、国富み、民栄え、家に管絃あり
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)