“野育”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のそだ75.0%
のそだち25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いかに野育のそだちの彼でも多少の理屈は呑込のみこめるのである。加之しかこれはお葉の説教である。復讐に凝固こりかたまった彼の頭脳あたまの氷も、愛の温味あたたかみで少しくめて来たらしい。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
だからそうおおもいなされるんですけれど、わたしなどは、元来がんらい野育のそだちなのですから、やはりかぜかれたり、おりおりは、あめにもさらされたほうが、しんみりといたしますわ。
みつばちのきた日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
なかにみどりのがあつたが、それはきつとひつけたのだらう。みんな野育のそだち無知むち子供こどもたちで、どこをしてくのだか、なにしろずんずんあるいてゆく。たゞ耶路撒冷イエルサレムしんじてゐる。