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酔払
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よっぱら
ふりがな文庫
“
酔払
(
よっぱら
)” の例文
旧字:
醉拂
あれは神田氏だけの問題なので、気が変になったとか或いは
酔払
(
よっぱら
)
っていたとか(ここで私はクスリと忍び笑いをしなければならなかった)
西湖の屍人
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「ナニおじさん、大丈夫だよ、この先生はいつでも
酔払
(
よっぱら
)
ってるんだから
放
(
ほう
)
っとけば一人で帰るよ」
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
かみさんとお照はかき
餅
(
もち
)
と甘栗をぼりぼりやりながら酌をする。兼太郎はいつになく
酔払
(
よっぱら
)
って
雪解
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
さて黒川孝藏は
酔払
(
よっぱら
)
っては居りますれども、
生酔
(
なまえい
)
本性
(
ほんしょう
)
違
(
たが
)
わずにて、
彼
(
か
)
の若侍の
剣幕
(
けんまく
)
に恐れをなし、よろめきながら二十歩ばかり逃げ出すを、侍はおのれ
卑怯
(
ひきょう
)
なり、口程でもない奴
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
そいつの
亭主
(
ていしゅ
)
というのが大へんな
奴
(
やつ
)
でしてね、こっちからわざわざ何か持って行ってやったりしますと、いつも
酔払
(
よっぱら
)
っていちゃあ、『くれるというものなら
貰
(
もら
)
っといたらいいじゃねえか』
美しい村
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
▼ もっと見る
「ドン助というのは、僕の親友ですよ。コックなんです。すっかり
酔払
(
よっぱら
)
って、ここに積んであった空箱のなかに寝ていたはずなんですがねえ」
○○獣
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「ナニサそんな訳じゃアない、あの二人は
叔父
(
おじ
)
甥
(
おい
)
の間柄で、あの
真赤
(
まっか
)
に
酔払
(
よっぱら
)
って居るのは叔父さんで、若い綺麗な人が甥だそうだ、甥が叔父に
小遣銭
(
こづかいせん
)
を呉れないと云う処からの喧嘩だ」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
帆村が、私の顔の前で、
酔払
(
よっぱら
)
いらしくグニャリとした手首をふった。私にはその意味がすぐわかったのだった。
西湖の屍人
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「いや、
酔払
(
よっぱら
)
いが、この堀の中に落っこって、もうすこしで
土左衛門
(
どざえもん
)
になるところだったよ。だいぶ傷をしているらしいから、その辺の病院まで
搬
(
はこ
)
んでくれないか」
東京要塞
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
いや、
酔払
(
よっぱら
)
ったんです。これもこの酒の
芳醇
(
ほうじゅん
)
なる
故
(
ゆえ
)
です。そこで先生、酒の実験はこのくらいにして、お約束ですから、かねがねお願いしてありました毒瓦斯研究の指導を
毒瓦斯発明官:――金博士シリーズ・5――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
向うから
酔払
(
よっぱら
)
いの声が聞える。顔も姿もまだ見えないが……。
間諜座事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
酔
常用漢字
中学
部首:⾣
11画
払
常用漢字
中学
部首:⼿
5画
“酔”で始まる語句
酔
酔興
酔漢
酔狂
酔醒
酔眼
酔臥
酔客
酔心地
酔余