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通寺町
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とほりてらまち
ふりがな文庫
“
通寺町
(
とほりてらまち
)” の例文
昔
(
むかし
)
よりして
界隈
(
かいわい
)
では、
通寺町
(
とほりてらまち
)
保善寺
(
ほぜんじ
)
に
一樹
(
いちじゆ
)
、
藁店
(
わらだな
)
の
光照寺
(
くわうせうじ
)
に
一樹
(
いちじゆ
)
、とともに、
三枚振袖
(
みつふりそで
)
、
絲櫻
(
いとざくら
)
の
名木
(
めいぼく
)
と、
稱
(
とな
)
へられたさうである。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
遠
(
とほ
)
きその
昔
(
むかし
)
は
知
(
し
)
らず、いまの
男
(
をとこ
)
は、
牛込南榎町
(
うしごめみなみえのきちやう
)
を
東状
(
ひがしざま
)
に
走
(
はし
)
つて、
矢來
(
やらい
)
中
(
なか
)
の
丸
(
まる
)
より、
通寺町
(
とほりてらまち
)
、
肴町
(
さかなまち
)
、
毘沙門前
(
びしやもんまへ
)
を
走
(
はし
)
つて、
南
(
みなみ
)
に
神樂坂上
(
かぐらざかうへ
)
を
走
(
はし
)
りおりて
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その
時
(
とき
)
、
矢來
(
やらい
)
の
方
(
はう
)
から
武士
(
ぶし
)
が
二人
(
ふたり
)
來
(
き
)
て、
二人
(
ふたり
)
で
話
(
はな
)
しながら、
通寺町
(
とほりてらまち
)
の
方
(
はう
)
へ、すつと
通
(
とほ
)
つた……
四十
(
しじふ
)
ぐらゐのと
二十
(
はたち
)
ぐらゐの
若侍
(
わかざむらひ
)
とで。——
唯
(
と
)
見
(
み
)
るうちに、
郵便局
(
いうびんきよく
)
の
坂
(
さか
)
を
下
(
さが
)
りに
見
(
み
)
えなくなつた。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
通
常用漢字
小2
部首:⾡
10画
寺
常用漢字
小2
部首:⼨
6画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“通”で始まる語句
通
通夜
通過
通路
通人
通牒
通暁
通草
通常
通帳