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迷兒
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まひご
ふりがな文庫
“
迷兒
(
まひご
)” の例文
新字:
迷児
ことの
起原
(
おこり
)
といふのは、
醉漢
(
ゑひどれ
)
でも、
喧嘩
(
けんくわ
)
でもない、
意趣斬
(
いしゆぎり
)
でも、
竊盜
(
せつたう
)
でも、
掏賊
(
すり
)
でもない。
六
(
むつ
)
ツばかりの
可愛
(
かはい
)
いのが
迷兒
(
まひご
)
になつた。
迷子
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
何
(
なあ
)
に、大丈夫氣をつけてさへ歩けば、何處まで行つたつて
迷兒
(
まひご
)
になんかなりやしませんよ。角の勸工場と家の看板さへ知つてりや。
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「何んだ、大變が
迷兒
(
まひご
)
にでもなつたのか、相變らず騷々しい野郎だ」
銭形平次捕物控:239 群盗
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
憐
(
あはれ
)
み給へ、食事の時に
迷兒
(
まひご
)
となりしやうなる
目付
(
めつき
)
を。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
迷兒
(
まひご
)
は
悲
(
かなし
)
さが
充滿
(
いつぱい
)
なので、そんなことには
氣
(
き
)
がつきやしないんだらう、
巡査
(
じゆんさ
)
にすかされて、
泣
(
な
)
いちやあ
母樣
(
おつかさん
)
が
來
(
き
)
てくれないのとばかり
思
(
おも
)
ひ
込
(
こ
)
んだので
迷子
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
その
飼犬
(
かひいぬ
)
ではないらしいが、
毛色
(
けいろ
)
の
好
(
い
)
い、
耳
(
みゝ
)
の
垂
(
た
)
れた、すらつとしたのが、のつそり、うしろについてたが、
皆
(
みんな
)
で、がや/\いつて、
迷兒
(
まひご
)
にかゝりあつて、うつかりしてる
隙
(
ひま
)
に
迷子
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
迷
常用漢字
小5
部首:⾡
9画
兒
部首:⼉
8画
“迷”で始まる語句
迷
迷惑
迷児
迷子
迷信
迷妄
迷宮
迷路
迷子札
迷羊