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身振
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みぶる
ふりがな文庫
“
身振
(
みぶる
)” の例文
良久
(
しばらく
)
して
芋蟲
(
いもむし
)
は
口
(
くち
)
から
煙管
(
きせる
)
を
離
(
はな
)
し、二つ三つ
欠
(
あくび
)
をして
身振
(
みぶる
)
ひしたかと
思
(
おも
)
ふと、
軈
(
やが
)
て
菌
(
きのこ
)
の
下
(
した
)
を
草
(
くさ
)
の
中
(
なか
)
へ這ひ
込
(
こ
)
みました、
只
(
たゞ
)
斯
(
か
)
う
云
(
い
)
ひ
殘
(
のこ
)
して
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
ムクの力として、お君の
抑
(
おさ
)
えた手を振り切るのは
雑作
(
ぞうさ
)
はあるまいが、それでも抑えられた手が主人の手と思ってか、
身振
(
みぶる
)
いをしつつ七兵衛の駈けて行ったあとを睨んで立っていました。
大菩薩峠:07 東海道の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
私は
爛酔
(
らんすい
)
の
真最中
(
まっさいちゅう
)
にふと自分の位置に気が付くのです。自分はわざとこんな
真似
(
まね
)
をして己れを
偽
(
いつわ
)
っている
愚物
(
ぐぶつ
)
だという事に気が付くのです。すると
身振
(
みぶる
)
いと共に眼も心も
醒
(
さ
)
めてしまいます。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
乃
(
そこ
)
で
福鼠
(
ふくねずみ
)
が
身振
(
みぶる
)
ひして、
寢
(
ね
)
たまゝで
唄
(
うた
)
ひ
初
(
はじ
)
めました『きら/\、きら/\、きら/\、きら/\、——』
餘
(
あま
)
り
長
(
なが
)
く
續
(
つゞ
)
けて
居
(
ゐ
)
るので、
皆
(
みん
)
ながそれを
抑
(
おさ
)
えつけて
止
(
や
)
めさせました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
振
常用漢字
中学
部首:⼿
10画
“身振”で始まる語句
身振り