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豎子
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じゆし
ふりがな文庫
“
豎子
(
じゆし
)” の例文
クロオデルもしこれを聞かば、或は恐る、
黄面
(
くわうめん
)
の
豎子
(
じゆし
)
未
(
いまだ
)
王化に浴せずと
長太息
(
ちやうたいそく
)
に堪へざらん事を。(二月五日)
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
龐涓
(
はうけん
)
自
(
みづか
)
ら・
智
(
ち
)
窮
(
きは
)
まり
兵
(
へい
)
敗
(
やぶ
)
るるを
知
(
し
)
り、
乃
(
すなは
)
ち
(五七)
自剄
(
じけい
)
して
曰
(
いは
)
く、『
遂
(
つひ
)
に
(五八)
豎子
(
じゆし
)
の
名
(
な
)
を
成
(
な
)
せり』と。
齊
(
せい
)
、
因
(
よ
)
つて
勝
(
かち
)
に
乘
(
じよう
)
じて
盡
(
ことごと
)
く
其軍
(
そのぐん
)
を
破
(
やぶ
)
り、
魏
(
ぎ
)
の
太子
(
たいし
)
申
(
しん
)
を
虜
(
とりこ
)
にし
(五九)
以
(
ゐ
)
て
歸
(
かへ
)
る。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
百戦孤城力支へず 飄零
何
(
いず
)
れの処か生涯を寄せん 連城且擁す三州の地 一旅俄に開く十匹の基ひ
霊鴿
(
れいこう
)
書を伝ふ約あるが如し 神竜海を
攪
(
みだ
)
す時無かる可けん 笑ふ他の
豎子
(
じゆし
)
貪慾
(
たんよく
)
を
逞
(
たくまし
)
ふするを
八犬伝談余
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
それならどうして私に、時と処とを超越した美の存在などが信じられよう。
成程
(
なるほど
)
ダンテの地獄の火は、今も
猶
(
なほ
)
東方の
豎子
(
じゆし
)
をして
戦慄
(
せんりつ
)
せしむるものがあるかも知れない。
澄江堂雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
もし「お手打の夫婦」以下蕪村の作品を見たとすれば、後代の
豎子
(
じゆし
)
の悪作劇に定めし苦い顔をしたことであらう。勿論蕪村の試みた発句解放の善悪はおのづから問題を異にしなければならぬ。
芭蕉雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
成程ダンテの地獄の火は、今も猶東方の
豎子
(
じゆし
)
をして戦慄せしむるものがあるかも知れない。けれどもその火と我々との間には、十四世紀の伊太利なるものが雲霧の如くにたなびいてゐるではないか。
後世
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“豎子”の意味
《名詞》
豎子(じゅし)
わらべ。子供。
若者や未熟な者の蔑称。青二才。
(出典:Wiktionary)
豎
漢検準1級
部首:⾖
15画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“豎”で始まる語句
豎
豎儒
豎牛
豎剣文