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襲
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や
ふりがな文庫
“
襲
(
や
)” の例文
もう何うしたって、
襲
(
や
)
って来るしかないものと、避けられないものとの衝突だ。受け身だけに、此っ方の
栄
(
はえ
)
ない事は
夥
(
おびただ
)
しい。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
例の、
闘鶏師
(
とりし
)
仲間の者が、
腹癒
(
はらい
)
せに、その後、藩邸にまで
襲
(
や
)
って来たので、問題は、家老の耳にも、主君にも、家中全体に知れ渡ってしまった。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
道真の死を、怨霊とふるえ上がったくせに、まだ、性コリもなく、政権にしがみついている。こんどは、何が
襲
(
や
)
ってくるか分らん。わしには分るな。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あの経世的な緻密の頭が、事変の推移をどう
眺
(
なが
)
めているか、大なり小なり、その反動が
襲
(
や
)
って来るに違いない事は、一学にも当然に考えられるからだ。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
十万の元兵、数百の
艨艟
(
もうどう
)
、すべてを日本に失ってから、さすがに
懲々
(
こりごり
)
したか、その後は
襲
(
や
)
って来なくなった。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「知らねえのかい、お客さん。ここらはもう名うてな梁山泊に近いので、いつなんどき、やつらが
襲
(
や
)
って来ないとも限らないから、その要心に備えてあるのさ」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大天災でも
襲
(
や
)
ってくる前のようにむしむしとした空気である。しかし、戦争が、わかっていたところで、露八は、圏外の人間だし、どういう考えも無論なかった。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
こんどは朝廷へ
襲
(
や
)
ってくるな、とはや、観念されたように、献帝は眼をふさいだまま
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「たわけめが、探している間に敵が
襲
(
や
)
って来るわ。そのためにうろついていたのか」
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そういうものの
恐
(
こわ
)
さに善処することは、武蔵よりも細心で、よく知っている伊織は、ゆうべの
暴
(
あ
)
れが
襲
(
や
)
って来る前に、屋根へ登って、竹の押しぶちを結びつけたり、石を乗せたりしておいたが
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それがどんな怨霊かは分らないが、
襲
(
や
)
ッてくることだけはたしかだよ
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
待つとは——いうまでもなく、叡山の者の
報復
(
しかえし
)
である。あのまま黙っている山門の
大衆
(
だいしゅ
)
ではない。あれから数日、
音沙汰
(
おとさた
)
のないのは、むしろ大挙して
襲
(
や
)
ってくる険悪な雲の
相
(
すがた
)
を思わせるものがある。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「先生、こんどは、ほんものが
襲
(
や
)
ってきたよ」
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
みると、隠岐ノ判官以下、
糟谷
(
かすや
)
、
小鴨
(
おがも
)
、赤崎らの手勢、それぞれは烈しく
襲
(
や
)
って来るが、みな功名の争いに急で結束のつよさはない。……それに日々、山上のお味方は増しているし、一人の能登ノ介などに騒ぐには当らぬよ
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「やがて、
野猪
(
のじし
)
のように、
襲
(
や
)
って来ようぞ」
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「戦争が
襲
(
や
)
って来るんだよ、戦争が」
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
『あっ! ……
襲
(
や
)
って来たっ』
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“襲(襲の色目)”の解説
襲の色目(かさねのいろめ)は、女房装束の袿の重ね(五衣)に用いられた襲色目の一覧。
狩衣の表裏で表す重ねの色目は「色目」を
当時の絹は非常に薄く裏地の色が表によく透けるため、独特の美しい色調が現れる。
一覧の見方は、各小見出しごとに着用時期を、太字が名称を表し、一番上に重ねる衣から順に表(裏)の色を書いて行き最後が単(ひとえ)の色になる。
(出典:Wikipedia)
襲
常用漢字
中学
部首:⾐
22画
“襲”を含む語句
襲撃
襲衣
世襲
踏襲
夜襲
襲來
逆襲
下襲
襲来
一襲
空襲
襲着
因襲
什襲
因襲的
山吹襲
襲重鱗茎
来襲
御襲
熊襲
...