“小鴨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こがも75.0%
おがも25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かも小鴨こがも山鳩やまばとうさぎさぎ五位鷺ごいさぎ鴛鴦おしどりなぞは五日目ないし六日目を食べ頃としますがそのうちで鳩は腐敗の遅い鳥ですから七、八日目位になっても構いません。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
水底を見て来た顔の小鴨こがもかな、つまりその顔であったわけだが、さらに、よろよろ船腹の甲板に帰って来て眼前の無言の島に対しては、その得意の小鴨も、首をひねらざるを得なかった。
佐渡 (新字新仮名) / 太宰治(著)
みると、隠岐ノ判官以下、糟谷かすや小鴨おがも、赤崎らの手勢、それぞれは烈しくって来るが、みな功名の争いに急で結束のつよさはない。……それに日々、山上のお味方は増しているし、一人の能登ノ介などに騒ぐには当らぬよ
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)