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行水
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ゆくみづ
ふりがな文庫
“
行水
(
ゆくみづ
)” の例文
今はた思へば
実
(
げ
)
に人目には怪しかりけん、よしや二人が心は
行水
(
ゆくみづ
)
の色なくとも、
結
(
ゆ
)
ふや嶋田髷これも
小児
(
こども
)
ならぬに、師は三十に三つあまり、七歳にしてと書物の上には学びたるを
雪の日
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ジロリと
此方
(
こなた
)
の頭の先から足の先
迄
(
まで
)
見下
(
みおろ
)
しましたこのやうな
問答
(
もんだう
)
は
行水
(
ゆくみづ
)
の流れ
絶
(
た
)
えず
昔
(
むかし
)
から
此河岸
(
このかし
)
に
繰
(
く
)
り
返
(
かへ
)
されるのですがたゞ
其時
(
そのとき
)
私
(
わたくし
)
の面白いと思ひましたのは、
見下
(
みおろ
)
した人も
見下
(
みおろ
)
された人も
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
足溜
(
あしだま
)
りなく
転
(
こ
)
ける
機会
(
はづみ
)
に手の物を取落して、一枚はづれし溝板のひまよりざらざらと
翻
(
こぼ
)
れ入れば、下は
行水
(
ゆくみづ
)
きたなき
溝泥
(
どぶどろ
)
なり、
幾度
(
いくたび
)
も
覗
(
のぞ
)
いては見たれどこれをば何として拾はれませう
にごりえ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
足溜
(
あしだま
)
りなく
轉
(
こ
)
ける
機會
(
はづみ
)
に
手
(
て
)
の
物
(
もの
)
を
取落
(
とりおと
)
して、一
枚
(
まい
)
はづれし
溝板
(
どぶいた
)
のひまよりざら/\と
翻
(
こぼ
)
れ
入
(
い
)
れば、
下
(
した
)
は
行水
(
ゆくみづ
)
きたなき
溝泥
(
どぶどろ
)
なり、
幾度
(
いくたび
)
も
覗
(
のぞ
)
いては
見
(
み
)
たれど
是
(
こ
)
れをば
何
(
なん
)
として
拾
(
ひろ
)
はれませう
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“行水”の解説
行水(ぎょうずい)とは、桶やたらい等にお湯や水をそそぎ、それを浴びて体を洗うこと。入浴の一形態。
(出典:Wikipedia)
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
“行水”で始まる語句
行水盥
行水姿