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薫陶
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くんたう
ふりがな文庫
“
薫陶
(
くんたう
)” の例文
もと/\軍隊風に児童を
薫陶
(
くんたう
)
したいと言ふのが斯人の主義で、
日々
(
にち/\
)
の挙動も生活も
凡
(
すべ
)
て其から割出してあつた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
事件を生徒たちに精神的
薫陶
(
くんたう
)
を與へる材料にしてしまはなければ駄目です。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
先生の
薫陶
(
くんたう
)
を受けてゐる学生の中には、イブセンとか、ストリントベルクとか、乃至メエテルリンクとかの評論を書く学生が、ゐるばかりでなく、進んでは、さう云ふ近代の戯曲家の跡を追つて
手巾
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
東京
(
とうきやう
)
にも
歌人
(
うたよみ
)
の
大家先生
(
たいかせんせい
)
は
澤山
(
たくさん
)
あれど
我等
(
われら
)
のやうに
先生
(
せんせい
)
の
薫陶
(
くんたう
)
を
受
(
う
)
け
大島小學校
(
おほしませうがくかう
)
の
門
(
もん
)
に
學
(
まな
)
び
候
(
さふらふ
)
ものならで、
能
(
よ
)
く
我等
(
われら
)
の
精神感情
(
せいしんかんじやう
)
を
日
(
ひ
)
の
出
(
で
)
の
唱歌
(
しやうか
)
に
歌
(
うた
)
ひ
出
(
いだ
)
し
得
(
う
)
るもの
有
(
あ
)
るべきや、
甚
(
はなは
)
だ
覺束
(
おぼつか
)
なく
存候
(
ぞんじさふらふ
)
。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
僕の議論好きになりたるは全然この
辛辣
(
しんらつ
)
なる論理的天才の
薫陶
(
くんたう
)
による。句も作り、歌も作り、小説も作り、詩も作り、
画
(
ゑ
)
も作る才人なり。
尤
(
もつと
)
も今はそんなことは知らぬ顔をしてゐるのに相違なし。
学校友だち
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
薫
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
陶
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
“薫”で始まる語句
薫
薫香
薫物
薫風
薫々
薫蒸
薫習
薫育
薫陸
薫染