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花鳥
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かちょう
ふりがな文庫
“
花鳥
(
かちょう
)” の例文
利助
(
りすけ
)
の
陶器
(
とうき
)
の
特徴
(
とくちょう
)
は、その
繊細
(
せんさい
)
な
美妙
(
びみょう
)
な
感
(
かん
)
じにありました。
彼
(
かれ
)
は
薄手
(
うすで
)
な、
純白
(
じゅんぱく
)
な
陶器
(
とうき
)
に
藍
(
あい
)
と
金粉
(
きんぷん
)
とで、
花鳥
(
かちょう
)
や、
動物
(
どうぶつ
)
を
精細
(
せいさい
)
に
描
(
えが
)
くのに
長
(
ちょう
)
じていたのであります。
さかずきの輪廻
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
家康は
花鳥
(
かちょう
)
の
襖越
(
ふすまご
)
しに正純の言葉を聞いた
後
(
のち
)
、もちろん二度と直之の首を実検しようとは言わなかった。
古千屋
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
豊国は
此
(
かく
)
の如く年々各座の
当狂言
(
あたりきょうげん
)
を描きて
倦
(
う
)
まざりしのみならずまた別に俳優の
衣裳
(
いしょう
)
鬘
(
かつら
)
をつけざる日常の姿を描きこれに四季折々の
花鳥
(
かちょう
)
あるひは
景色
(
けいしょく
)
を配合したり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
小女
(
こむすめ
)
の
羽織
(
はおり
)
の
友禅
(
ゆうぜん
)
模様は、
蒼白
(
あおじろ
)
い光の燃えついているように、暗い中にはっきりと見えていた。眼をすえて好く見ると、その模様は従来見なれた
花鳥
(
かちょう
)
の模様ではなかった。
水魔
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
四季の美を歌った詩人や、
花鳥
(
かちょう
)
の美を描いた画家が、どんなに多いことでしょう。前にも述べました通り、寒暖の二つを共に有つこの国は、風土に従って多種多様な資材に恵まれています。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
▼ もっと見る
社会の表面に活動せざる
無業
(
むぎょう
)
の人、または
公人
(
こうじん
)
としての義務を
終
(
お
)
へて隠退せる老人等の生活に興味を移さんとす。
墻壁
(
しょうへき
)
によりて車馬往来の街路と隔離したる庭園の
花鳥
(
かちょう
)
を見て憂苦の情を忘れんとす。
矢立のちび筆
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
“花鳥”の意味
《名詞》
花鳥(かちょう)
花と鳥。
風流。
(出典:Wiktionary)
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
鳥
常用漢字
小2
部首:⿃
11画
“花鳥”で始まる語句
花鳥風月
花鳥使
花鳥絢爛
花鳥諷詠
花鳥雲竜
花鳥図屏風