トップ
>
臺處
>
だいどころ
ふりがな文庫
“
臺處
(
だいどころ
)” の例文
新字:
台処
人
(
ひと
)
の
女房
(
にようぼう
)
にだけはならずに
居
(
ゐ
)
て
下
(
くだ
)
されと
異見
(
ゐけん
)
を
言
(
い
)
はれしが、
悲
(
かな
)
しきは
女子
(
をなご
)
の
身
(
み
)
の
寸燐
(
まつち
)
の
箱
(
はこ
)
はりして
一人口
(
ひとりぐち
)
過
(
すぐ
)
しがたく、さりとて
人
(
ひと
)
の
臺處
(
だいどころ
)
を
這
(
は
)
ふも
柔弱
(
にうじやく
)
の
身體
(
からだ
)
なれば
勤
(
つと
)
めがたくて
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
太吉
(
たきち
)
が
待
(
ま
)
つて
居
(
ゐ
)
ますからといふに、おゝ
左樣
(
さう
)
だと
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
したやうに
帶
(
おび
)
を
解
(
と
)
いて
流
(
なが
)
しへ
下
(
お
)
りれば、そゞろに
昔
(
むか
)
しの
我身
(
わがみ
)
が
思
(
おも
)
はれて九
尺
(
しやく
)
二
間
(
けん
)
の
臺處
(
だいどころ
)
で
行水
(
ぎようずゐ
)
つかふとは
夢
(
ゆめ
)
にも
思
(
おも
)
はぬもの
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
臺
部首:⾄
14画
處
部首:⾌
11画
“臺”で始まる語句
臺
臺所
臺詞
臺灣
臺地
臺上
臺町
臺座
臺倉
臺紙