-
トップ
>
-
腕力
>
-
わんりよく
何しろ
腕力があるから
敵ひませんね。それに
兇器ももつてゐるやうです。
洋行するときの
護身用にと
買つたものです。一
緒にあるいてゐると、
途中時々ぬかれるんでね。あの
目も
無気味です。
武村兵曹と
云へば
快活な
事と、それから
砲術に
巧な
事と、また
腕力の
馬鹿に
強い
事とで、
日本海軍の
水兵仲間には
少なからず
顏の
賣れて
居つた
男なので、
今や
圖らずも
『
左程腕力の
強い
日本人なら、一
番拳鬪の
立合ひをせぬか。』と
申込んで
來た。
“腕力”の意味
《名詞》
腕の力。
自分の希望などを通すために相手を殴ったり、押さえつけたりする肉体的な力。
(比喩的)意思決定に際し、意向を強引に押し通すこと。またそのような能力。
(出典:Wiktionary)