“脊負(せおは)” の例文
重箱(ぢうばこ)に入風呂敷(ふろしき)に包みて和吉に脊負(せおは)せて待間(まつま)程なく長三郎は身姿(みなり)を繕ひ部屋の中より立出(たちいで)來り兩親始め忠兵衞にも挨拶(あいさつ)成て和吉を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かくてもあられねば妻(つま)は着(き)たる羽織(はおり)に夫(をつと)の首(くび)をつゝみてかゝへ、世息(せがれ)は布子(ぬのこ)を脱(ぬぎ)て父の死骸(しがい)に腕(うで)をそへて泪(なみだ)ながらにつゝみ脊負(せおは)んとする時
なして舊(もと)の如く風呂敷に押包せ丁稚(でつち)に脊負(せおは)せ勇(いさみ)進(すゝ)んで歸りけるが和吉は霎時(しばらく)側(かたへ)に在て二個(ふたり)が話しを熟々(つく/″\)聞(きゝ)主個(あるじ)の息子が昨日(きのふ)茲(こゝ)より歸りし譯(わけ)も今日は又態々(わざ/\)爰(こゝ)まで忠兵衞が來りて汚(むさ)き家(うち)をも厭(いと)はず酒を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)