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綺羅星
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きらぼし
ふりがな文庫
“
綺羅星
(
きらぼし
)” の例文
五、六人の大官が、
綺羅星
(
きらぼし
)
を
集
(
かた
)
めたように美々しい一団となって通りかかった。加納遠江守はすぐわかる。眼じりに有名な
黒字
(
ほくろ
)
がある。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
それには実に各界名士の署名が
綺羅星
(
きらぼし
)
の如く並んでいて、よくもかく万遍なく
天路歴程
(
てんろれきてい
)
が出来たものだと二人とも
魂消
(
たまげ
)
てしまった。
西隣塾記
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
しかし、招かれた客は一人も欠席せず、所定の時間には、
所謂
(
いわゆる
)
綺羅星
(
きらぼし
)
の如く着飾った婦人連と、夜会服に身を固めた男子連が、雲の如くに参集した。
外務大臣の死
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
「おかげでこのとおり、
山寨
(
さんさい
)
には九名の豪傑をあらたに加え、いちばい
綺羅星
(
きらぼし
)
の陣を強固にいたしました。すべてこれは宋先生のご恩恵と申すもので」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
苗木の城内の天主の間には浪人組の
猛者
(
もさ
)
を始め、城内の有名な勇士の面々
綺羅星
(
きらぼし
)
の如く居流れていた。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
平生に倍した人数が法服
厳
(
いか
)
めしく、
綺羅星
(
きらぼし
)
のようで……そのほか十二人の陪審員、参考人として列席した博士教授連、又は各地から特別に傍聴に来た法官連、ハルスカイン
霊感!
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
十九世紀から二十世紀の始めにかけて、世界のプリマドンナは
綺羅星
(
きらぼし
)
のように現われましたが、そのうち本当に偉かった大プリマドンナ中の大プリマドンナは、二人でした。
お蝶夫人
(新字新仮名)
/
三浦環
(著)
さてその前後左右に
綺羅星
(
きらぼし
)
の如くに居並んでいる人々は、遠目の事ゆえ善くは見えぬが、春陽堂の新小説の宙外、日就社の読売新聞の抱月などという際立った性格のある頭が
鴎外漁史とは誰ぞ
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
綺羅星
(
きらぼし
)
の空高くいる牛——金牛星
ルバイヤート
(新字新仮名)
/
オマル・ハイヤーム
(著)
「なんの、武者所の
簿
(
ぼ
)
を
繰
(
く
)
れば、まだまだ鎌倉山の将は
綺羅星
(
きらぼし
)
だ。わけて、当然出陣せねばならん者が、軍勢発向もよそに、いまだに顔すら見せおらん」
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
綺羅星
(
きらぼし
)
の如く並んでいる。
東京人の堕落時代
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
主賓の徳川殿以下、浜松の家臣と、安土衆の面々とが、
綺羅星
(
きらぼし
)
といながれている様も思いやらるる。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ために、賀名生の山中は、にわかに
聚落
(
じゅらく
)
をなして、そこらの辻堂や
賤
(
しず
)
の小屋まで
幔幕
(
まんまく
)
を引き、はや一統の朝廷と群臣の
綺羅星
(
きらぼし
)
はここに在りとばかりな盛観であったという。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
錦繍
(
きんしゅう
)
の
帳
(
とばり
)
を垂れ、近侍小姓は
綺羅星
(
きらぼし
)
と居並び、紅白のだんだら幕をめぐらしたお
末
(
しも
)
には
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あとは、左右の障子とふすまに添って、村の煙火師ばかり、老若およそ七十余名もいようか、黒々と
居流
(
いなが
)
れたありさま、鎌倉山のごとく
綺羅星
(
きらぼし
)
ではないが、なかなか物々しい評定ぶりである。
銀河まつり
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
偉材が
綺羅星
(
きらぼし
)
のごとく揃った。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
綺
漢検1級
部首:⽷
14画
羅
常用漢字
中学
部首:⽹
19画
星
常用漢字
小2
部首:⽇
9画
“綺羅”で始まる語句
綺羅
綺羅美
綺羅子
綺羅粉黛
綺羅錦繍