トップ
>
結
>
ゆい
ふりがな文庫
“
結
(
ゆい
)” の例文
「わが四ツ目
結
(
ゆい
)
の旗を先に立て、そのような忘恩の大名どもへ、後日、悔いを噛むなと、言ってやりたいのでございまする」
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と云いながら手に持った
長羅宇
(
ながらお
)
を振上げさま
結
(
ゆい
)
たての
嶋田髷
(
しまだまげ
)
を
打擲
(
ちょうちゃく
)
致しましたから
櫛
(
くし
)
は折れて飛びまする。
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
……
結
(
ゆい
)
たての
円髷
(
まるまげ
)
に薄化粧して、
質実
(
じみ
)
だが黒の
江戸褄
(
えどづま
)
の、それしゃにはまた見られない、こうとうな町家の内儀風の、しゃんと調ったお悦と、
急
(
せ
)
き心に肩を揃えて、私は
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
神のお
社
(
やしろ
)
とか城とか寺とかには、遠国の職人をよび寄せて働かせたが、それは全体からいうとわずかなことで、その他の建築はみな土地かぎり、
結
(
ゆい
)
でたすけ合い、また手伝いにきて
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
と、いって、半
結
(
ゆい
)
のまま、走って行ってしまった。
三人の相馬大作
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
▼ もっと見る
社家
(
しゃけ
)
の門、神社のかつお木、森も奥まッた所に、
四
(
よ
)
ツ
目
(
め
)
結
(
ゆい
)
の紋幕がソヨ風にはためいている。
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「のう。佐々木の紋は、四ツ目
結
(
ゆい
)
とやらであるが、身のまわりは、四ツ目垣だの」
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
馬上の道誉は、黄の
縅
(
おど
)
しのよろいに、四ツ目
結
(
ゆい
)
の紋を打った陣笠をかぶっていた。
私本太平記:07 千早帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
四
(
よ
)
ツ
目
(
め
)
結
(
ゆい
)
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“結”の意味
《名詞》
結(けつ)
漢詩の起承転結の最後。結句。
(出典:Wiktionary)
“結”の解説
結(ゆい)とは、主に小さな集落や自治単位における共同作業の制度である。一人で行うには多大な費用と期間、そして労力が必要な作業を、集落の住民総出で助け合い、協力し合う相互扶助の精神で成り立っている。
(出典:Wikipedia)
結
常用漢字
小4
部首:⽷
12画
“結”を含む語句
結局
結末
結構
結果
結髪
凝結
結合
元結
結婚
結目
結納
結句
髪結
結綿
結立
結着
引結
文七元結
手結
結直
...