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ひきあ
ふりがな文庫
“
紹介
(
ひきあ
)” の例文
「
本阿弥
(
ほんあみ
)
光悦どののお
紹介
(
ひきあ
)
わせで、私もいちど、柳町の扇屋でお目にかかりましたが、
公卿
(
くげ
)
にも似あわぬ、快活な御気性と見うけました」
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
当日の演説家を案内して、会場へ入つて来た
背
(
せ
)
の高い司会者は、先づ
起
(
た
)
つて、この名高い政治家を聴衆に
紹介
(
ひきあ
)
はしたが、そのなかに次ぎのやうな言葉があつた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
源三郎が、まじめくさった顔で、丹波に
紹介
(
ひきあ
)
わせた。
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「そういう和尚ならば、ぜひおれを
紹介
(
ひきあ
)
わせてくれ。そしておれを、弟子にしてくれるように、頼んでみてくれ」
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
本屋は小説家に
紹介
(
ひきあ
)
はされた。チヤーチルはにこにこ顔で本屋の手を握つた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
講義が終ると、月輪殿はすぐ玉日を、上人の
座下
(
ざか
)
へ連れて行って、
紹介
(
ひきあ
)
わせた。上人は、さも、満足そうに
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「さあ、あちらの閣に、盛宴のしたくができておる。わが幕僚たちともお
紹介
(
ひきあ
)
わせしよう。来給え」
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「住蓮をお
紹介
(
ひきあ
)
わせしましょう」安楽房は、ちょっと戻って行って、すぐ友の住蓮を
伴
(
つ
)
れてきた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
俊基は気の毒に思い、頼春のために再度、おなじ河内石川の住人
散所
(
さんじょ
)
ノ
太夫
(
たゆう
)
義辰
(
よしたつ
)
という人物を
紹介
(
ひきあ
)
わせてやった。で、以後はそこに身を寄せている船木頼春だったのである。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「いちど但馬守様のおやしきにも、お越しがあるとよい。お
紹介
(
ひきあ
)
わせもしようし……それに」
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
石舟斎の壮年時代に、真に悟道の眼をひらかせてくれた恩人は、
上泉
(
かみいずみ
)
伊勢守であったが、その伊勢守を、初めて柳生ノ庄へ連れて来て
紹介
(
ひきあ
)
わせた者は、胤栄であったのである。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「これは近ごろ名高い
琵琶
(
びわ
)
の上手で、
峰阿弥
(
みねあみ
)
という法師です」禅閤が、
紹介
(
ひきあ
)
わせると、盲目の峰阿弥法師は与えられた席へ琵琶をかかえてもの静かに坐って、
黙然
(
もくねん
)
と
頭
(
かしら
)
を下げた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
お喜代は、旦那の斧四郎へ、そう云って彼を
紹介
(
ひきあ
)
わせてからまた、お菊ちゃんへも
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、彼へも一枚の
莚
(
むしろ
)
をすすめ、さっき浜辺では見えなかった安積八弥太を
紹介
(
ひきあ
)
わせ
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「お
紹介
(
ひきあ
)
わせしておこう。これにおらるるのが、
洲股
(
すのまた
)
の守将、木下藤吉郎どのだ」
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
賢秀
(
かたひで
)
父子は、藤吉郎から
紹介
(
ひきあ
)
わされると、もういちど
慇懃
(
いんぎん
)
に礼をし直して
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
『五郎作。オオ、あの
霊岸島
(
れいがんじま
)
の
富豪
(
ものもち
)
でござるか。京で、お
紹介
(
ひきあ
)
わせを得たことがござりましたな。しかし、かように
零落
(
れいらく
)
の身ゆえ、つい暇もなし、先は大家、訪れはさし控えておりまするが』
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
とにかく、気さくな性分といったふうで、光悦が武蔵を
紹介
(
ひきあ
)
わせると
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
座についてから、その二人を、改めて
主
(
あるじ
)
に
紹介
(
ひきあ
)
わせた。
剣の四君子:02 柳生石舟斎
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
秀吉はまじめに
紹介
(
ひきあ
)
わせを述べた。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、大高子葉に
紹介
(
ひきあ
)
わされて
濞かみ浪人
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、玄徳に
紹介
(
ひきあ
)
わせた。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、常胤は
紹介
(
ひきあ
)
わせた。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“紹介”の意味
《名詞》
未知の人同士を引き合わせること。
未知の物事を解説し、世間に知らせること。
(出典:Wiktionary)
紹
常用漢字
中学
部首:⽷
11画
介
常用漢字
中学
部首:⼈
4画
“紹介”で始まる語句
紹介状
紹介者
紹介人
紹介役
紹介業