紹介ひきあ)” の例文
本阿弥ほんあみ光悦どののお紹介ひきあわせで、私もいちど、柳町の扇屋でお目にかかりましたが、公卿くげにも似あわぬ、快活な御気性と見うけました」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
当日の演説家を案内して、会場へ入つて来たの高い司会者は、先づつて、この名高い政治家を聴衆に紹介ひきあはしたが、そのなかに次ぎのやうな言葉があつた。
源三郎が、まじめくさった顔で、丹波に紹介ひきあわせた。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「そういう和尚ならば、ぜひおれを紹介ひきあわせてくれ。そしておれを、弟子にしてくれるように、頼んでみてくれ」
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
本屋は小説家に紹介ひきあはされた。チヤーチルはにこにこ顔で本屋の手を握つた。
講義が終ると、月輪殿はすぐ玉日を、上人の座下ざかへ連れて行って、紹介ひきあわせた。上人は、さも、満足そうに
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「さあ、あちらの閣に、盛宴のしたくができておる。わが幕僚たちともお紹介ひきあわせしよう。来給え」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「住蓮をお紹介ひきあわせしましょう」安楽房は、ちょっと戻って行って、すぐ友の住蓮をれてきた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
俊基は気の毒に思い、頼春のために再度、おなじ河内石川の住人散所さんじょ太夫たゆう義辰よしたつという人物を紹介ひきあわせてやった。で、以後はそこに身を寄せている船木頼春だったのである。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いちど但馬守様のおやしきにも、お越しがあるとよい。お紹介ひきあわせもしようし……それに」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
石舟斎の壮年時代に、真に悟道の眼をひらかせてくれた恩人は、上泉かみいずみ伊勢守であったが、その伊勢守を、初めて柳生ノ庄へ連れて来て紹介ひきあわせた者は、胤栄であったのである。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「これは近ごろ名高い琵琶びわの上手で、峰阿弥みねあみという法師です」禅閤が、紹介ひきあわせると、盲目の峰阿弥法師は与えられた席へ琵琶をかかえてもの静かに坐って、黙然もくねんかしらを下げた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お喜代は、旦那の斧四郎へ、そう云って彼を紹介ひきあわせてからまた、お菊ちゃんへも
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、彼へも一枚のむしろをすすめ、さっき浜辺では見えなかった安積八弥太を紹介ひきあわせ
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「お紹介ひきあわせしておこう。これにおらるるのが、洲股すのまたの守将、木下藤吉郎どのだ」
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
賢秀かたひで父子は、藤吉郎から紹介ひきあわされると、もういちど慇懃いんぎんに礼をし直して
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『五郎作。オオ、あの霊岸島れいがんじま富豪ものもちでござるか。京で、お紹介ひきあわせを得たことがござりましたな。しかし、かように零落れいらくの身ゆえ、つい暇もなし、先は大家、訪れはさし控えておりまするが』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とにかく、気さくな性分といったふうで、光悦が武蔵を紹介ひきあわせると
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
座についてから、その二人を、改めてあるじ紹介ひきあわせた。
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秀吉はまじめに紹介ひきあわせを述べた。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、大高子葉に紹介ひきあわされて
濞かみ浪人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、玄徳に紹介ひきあわせた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、常胤は紹介ひきあわせた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)