“上泉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かみいずみ83.3%
こういずみ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、きょうはこれでおいとまいたしたい。ただ上泉かみいずみ殿へお願いがござる。明日またお訪ね申しますゆえ、もう一度、お仕合くださいますまいか」
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
承応の時代に最も行われている剣法の諸流は上泉かみいずみ真蔭しんかげ諸岡もろおかの神道無念、高弟こうてい兎角とかく微塵みじん流、将軍家流とも云うべき柳生、宮本没後に伝わるところの二刀、新免正伝派
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
数えて申せば関東にては、すなわち、上泉こういずみ伊勢守、また信州の方面にては、八ヶ岳のふもとに閑居する鉄砲の名人として世に名高き、三羽烏玄々斎。その他数々の人でござる
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)