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築地
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ついぢ
ふりがな文庫
“
築地
(
ついぢ
)” の例文
そのまま畑に添うて、やがて左手の半ば朽ちかゝつた
築地
(
ついぢ
)
の中門を潛つて、とろ/\と四五間も降るとこの村の唯一の街道に出る。
姉妹
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
ご存じのように道は、遠山三之進様の御屋敷まで真ッ直ぐに
築地
(
ついぢ
)
つづき、ほかに曲るところもそれるところもござりませぬのに、
皆目
(
かいもく
)
姿が見えませぬ。
旗本退屈男:10 第十話 幽霊を買った退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
水棹
(
みさを
)
とれ、
土橋
(
どばし
)
くぐれ、鳰鳥の火の
点
(
つ
)
く
頭
(
あたま
)
、いま夕日、それとかかれと、我が仰ぐ
館
(
やかた
)
の
築地
(
ついぢ
)
、濠めぐるここをよろしと、采配やささとかかれと、前うちの金の鍬形、紙鎧、桜縅の大将我は。
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
きたない子が
築地
(
ついぢ
)
からひよつくりとびだすのもうつくしい
秋の瞳
(新字旧仮名)
/
八木重吉
(著)
曠野
(
ひろの
)
なる蒙古の
築地
(
ついぢ
)
一隅
(
ひとすみ
)
に物見つくれど見んものは無し
満蒙遊記:附 満蒙の歌
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
▼ もっと見る
築地
(
ついぢ
)
の草床、涙を我も
垂
(
た
)
れつ。
詩
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
松高く
築地
(
ついぢ
)
は低き學び
舍
(
や
)
に
故郷の花
(旧字旧仮名)
/
三好達治
(著)
破
(
や
)
れし
築地
(
ついぢ
)
にみだれたる
花守
(旧字旧仮名)
/
横瀬夜雨
(著)
主水之介は、ぬッと
築地
(
ついぢ
)
わきに佇んだままで、薄闇の向うの門先を見守りました。
旗本退屈男:10 第十話 幽霊を買った退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
護摩たくと
築地
(
ついぢ
)
の照りに映り来る人かげ見れば日も
闌
(
た
)
けたらむ
海阪
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
夕
(
ゆふ
)
早き
庫裏
(
くり
)
のはひりは日たむろと
築地
(
ついぢ
)
めぐらして
朱
(
あか
)
き
中門
(
ちゆうもん
)
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
池向ひ
築地
(
ついぢ
)
に明る冬の
陽
(
ひ
)
のけ寒き
下坂
(
くだり
)
鹿
歩
(
あ
)
りき見ゆ
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“築地”の解説
築地(つきじ)は、東京都中央区の地名で、旧京橋区に当たる京橋地域内である。現行の行政地名は築地一丁目から築地七丁目。郵便番号は104-0045。
(出典:Wikipedia)
築
常用漢字
小5
部首:⽵
16画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
“築地”で始まる語句
築地塀
築地河岸
築地垣
築地橋
築地明石町
築地藤子
築地采女
築地両国行
築地魚河岸