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筑波山
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つくばやま
ふりがな文庫
“
筑波山
(
つくばやま
)” の例文
折柄
(
おりから
)
の
上潮
(
あげしお
)
に、
漫々
(
まんまん
)
たる
秋
(
あき
)
の
水
(
みず
)
をたたえた
隅田川
(
すみだがわ
)
は、
眼
(
め
)
のゆく
限
(
かぎ
)
り、
遠
(
とお
)
く
筑波山
(
つくばやま
)
の
麓
(
ふもと
)
まで
続
(
つづ
)
くかと
思
(
おも
)
われるまでに
澄渡
(
すみわた
)
って、
綾瀬
(
あやせ
)
から千
住
(
じゅ
)
を
指
(
さ
)
して
遡
(
さかのぼ
)
る
真帆方帆
(
まほかたほ
)
が
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
あの辺は
筑波山
(
つくばやま
)
から雲が出ますので、是からダラ/\と河原へ
下
(
お
)
りまして、渡しを渡って
横曾根村
(
よこぞねむら
)
へ着き、土手伝いに廻って
行
(
ゆ
)
くと羽生村へ出ますが、
其所
(
そこ
)
は只今
以
(
もっ
)
て累ヶ淵と申します。
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ただし大昔も
筑波山
(
つくばやま
)
のかがいを見て、旅の文人などが想像したように、この日に限って
羞
(
はじ
)
や批判の煩わしい世間から、のがれて快楽すべしというだけの、浅はかな歓喜ばかりでもなかった。
雪国の春
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
里人の往来、
小車
(
おぐるま
)
のつづくの、田草を採る村の娘、
稗
(
ひえ
)
を
蒔
(
ま
)
く男、
釣
(
つり
)
をする老翁、犬を打つ
童
(
わらべ
)
、左に流れる刀根川の水、前に
聳
(
そび
)
える
筑波山
(
つくばやま
)
、北に盆石のごとく見える妙義山、隣に重なッて見える
榛名
(
はるな
)
初恋
(新字新仮名)
/
矢崎嵯峨の舎
(著)
筑波山
(
つくばやま
)
は山しげ山しげけれど思ひ入るにはさはらざりけり
病牀六尺
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
▼ もっと見る
秩父
(
ちゝぶ
)
遠山
(
とほやま
)
、
筑波山
(
つくばやま
)
全都覚醒賦
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“筑波山”の解説
筑波山(つくばさん)は、日本の関東地方東部、茨城県つくば市北端にある標高877 m(メートル)の山。筑波山神社の境内地で西側の男体山(標高871 m)と東側の女体山(標高877 m)からなる。雅称は紫峰(しほう)。筑波嶺(つくばね)とも言い、茨城県のシンボルの一つとされている。
(出典:Wikipedia)
筑
漢検準1級
部首:⽵
12画
波
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“筑波山”で始まる語句
筑波山下