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穿
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すぼ
ふりがな文庫
“
穿
(
すぼ
)” の例文
彼
(
かれ
)
は
其日
(
そのひ
)
役所
(
やくしよ
)
の
歸
(
かへ
)
り
掛
(
が
)
けに
駿河臺下
(
するがだいした
)
迄
(
まで
)
來
(
き
)
て、
電車
(
でんしや
)
を
下
(
お
)
りて、
酸
(
す
)
いものを
頬張
(
ほゝば
)
つた
樣
(
やう
)
な
口
(
くち
)
を
穿
(
すぼ
)
めて一二
町
(
ちやう
)
歩
(
ある
)
いた
後
(
のち
)
、ある
齒醫者
(
はいしや
)
の
門
(
かど
)
を
潛
(
くゞ
)
つたのである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
浅葱
(
あさぎ
)
の蛇目傘を、白い手で、菊を持添えながら、すっと
穿
(
すぼ
)
めて、顔を上げた、ぞっとするような美人があります。
菊あわせ
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
彼はその日役所の帰りがけに
駿河台下
(
するがだいした
)
まで来て、電車を下りて、
酸
(
す
)
いものを
頬張
(
ほおば
)
ったような口を
穿
(
すぼ
)
めて一二町歩いた
後
(
のち
)
、ある歯医者の
門
(
かど
)
を
潜
(
くぐ
)
ったのである。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
自分は身を
穿
(
すぼ
)
めるようにして、露次の中に這入った。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
穿
漢検準1級
部首:⽳
9画
“穿”を含む語句
草鞋穿
雪駄穿
穿鑿
草履穿
穿山甲
穿物
穿索
下駄穿
足駄穿
穿替
靴穿
穿過
股引穿
狭穿
庭穿
脛穿
麻裏穿
上穿
穿孔
脚絆穿
...