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禁
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た
ふりがな文庫
“
禁
(
た
)” の例文
その頃料らずも外山正一氏の畫論を讀みて、
我
(
わが
)
懷
(
いだ
)
けるところに衝突せるを覺え、
遂
(
つひ
)
に
技癢
(
ぎやう
)
にえ
禁
(
た
)
へずして
反駁
(
はんばく
)
の文を草しつ。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
御意にございます、格別のお馴染で有難う存じます、酒を
禁
(
た
)
ったかえ、禁ちました、そんなら屠蘇を飲め、殿様から拝領の松竹梅の
大盞
(
おおさかずき
)
で飲め、己が
酌
(
つ
)
いで遣ろう
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
着手するの仕損じがないのと、此の先生は直接に余の身体へ、何うか云う風に手を下す積りでは有るまいか、斯う思うと何だか余は自分の肉が縮み込む様な気持に
禁
(
た
)
えぬ。
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
実はね、媽々衆、ああ見えて、浮気もんでね、亭主は旅稼ぎで留守なり、こちらのお若い方のような、おッこちが欲しさに、酒どころか、杯を
禁
(
た
)
っておりますんでね。はッはッはッ。
唄立山心中一曲
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
沖天の雄志躍々として
禁
(
た
)
ふる能はず、天下を擧げて之に與ふるも
心
(
こゝろ
)
慊焉たらざりしものも、一旦
魂
(
こん
)
絶えて身異物とならば、苔塔墓陰、盈尺の地を守つて寂然として聲なし、人生の空然たる
人生終に奈何
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
▼ もっと見る
照「はい、
私
(
わたくし
)
はあの
池
(
いけ
)
の
端
(
はた
)
の弁天様へ、養子を致す事を三年の間
願掛
(
がんが
)
けをして
禁
(
た
)
ちました」
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
好
(
すき
)
な酒だから飲むなじゃアないが、手前が
一己立
(
いッきだち
)
になるまでは酒だけ止めてくれろよ、と手を突いて頼むと云われたから、お
父
(
とっ
)
さん、そんなら私は羽根田の弁天様へ酒を
禁
(
た
)
とうと云って
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何うしたら
宜
(
よ
)
かろうと存じまして、お照さまに御両親様から急に御養子を遊ばせと仰しゃるので、嬢様は
否
(
いや
)
だと云って弁天様へ
禁
(
た
)
ったと仰しゃったそうでござりますが、お父様が聴かぬので
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
禁
常用漢字
小5
部首:⽰
13画
“禁”を含む語句
禁厭
呪禁
禁呪
監禁
禁制
禁忌
重禁錮
呪禁師
女人禁制
口禁
禁物
禁錮
禁苑
霖禁
禁裡仙洞
禁酒
殺生禁断
禁軍
禁裡
檻禁
...